LINEMAN BAG

LINEMAN BAGのネーミングは、このバッグの発想元になった昔のアメリカの電話会社BELL SYSTEM社製 の工具入れに由来します。

その工具入れは腰にぶら下げる小さなポーチで、鋭利な工具等により内側のステッチを切ってしまわない様に、 縫い目や縫い代をハネの様に全て表に出して内側の強度を上げる、実用性から生まれた面白いデザインでした。

もし当時、このポーチのような仕様でラインマンの為の2WAYバッグが作られていたとしたら・・。
そんな想像を膨らませながらこのバッグを制作しました。

ボディにはパラフィン加工を施したキャンバスを使用しており、使い始めはパリッと硬く、使い込む程に縁周りの立ち上がりが予期せぬ表情を見せ、個性豊かな形状を生み出します。

内側にはタブレット等A4サイズまで収納できるポケットと、小物用ポケットを装備し、長さ調節可能なショルダーは中に入れ込めばスッキリと手提げトートになります。

ヴィンテージアメリカンワークウェアーの流れを汲む、実用性から生まれたオリジナルデザインのバッグになりました。

ハンドルにはイタリアの最高峰タンナーの皮革を使用しています。手打ちの銅製リベットと打刻された刻印が重厚感を増し、抜群のエイジングを生み出します。

<プエブロ>
サンタクローチェ地方の都市フィレンツェにあるBadalassi Carlo Srl(バダラッシカルロ社)。
1000年以上の歴史を有するバケッタ製法を現代に蘇らせたことで有名なタンナー。
時代に逆光するやり方で時間と手間を惜しむことなく、質の高い革を作り出すことに拘って高品質・少量生産で他のタンナーには出せない上質な革を作り出すことに成功している。時間をかけてオイルを染み込ませているため、オイルが抜けにくくエイジングするのが特徴。
表面はわざと毛羽立たせるような加工がしてあり、新品の時は少しザラッとした表情に見えますが、使用する程に艶が増していきます。他の革よりも素早く、味わい深くエイジングしていくのが最大の特徴です。

<マレンマ>
老舗タンナーCONCERIA WALPIER(コンチェーリア・ワルピエール社)の最高級皮革で、国内への革輸入量が限定された希少革。「湿地」を意味するマレンマの名の通り、通常の革の2倍以上ものオイルを含み、押すと色が変わるプルアップレザー。
オイル量が多いため、エイジングのスピードがより早くなる特徴があり、独特の鈍い光沢と贅沢な雰囲気が味わえます。
ワイルドな中に上品さを併せ持ち、見事なエイジングを堪能できます。

LINEMAN BAGは、カーキとダークチョコの2色展開です。

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