荷物を入れて持つことによって、平面である布が立体的な形を作り出す。
実際に物を入れて持ったときの姿が美しく、荷物が少ない時も多い時もサマになる使いやすいバッグを目指しました。
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布製のバッグは柔らかく、中に入れる荷物によって形が変化するため明確な形が出にくいものです。
そのラフさが布バッグの良さとも言えるのですが、今回はその特性をコントロールして、明確に「しずく型」を表現したいと思いました。
袋というものは、重いものを入れれば形は下に引っ張られ、沢山の量の荷物を入れれば厚みができる分、横幅が狭く見えるようになる・・・というように、目に見える形は流動的です。
どうすれば、中に物を入れた状態で「綺麗に弧を描く輪郭線」になるのか?
そもそも、絶えず変動する流動的な輪郭線を平面の型紙に落とし込むことが難しく、いい塩梅のラインを見つけることに非常に苦労しました。
立体になって完成するものなので、平面の状態では当然雫型にはなっておらず、何度も実際に作っては物を入れて確認しながら試行錯誤を繰り返してラインを探り、理想の雫型になる型紙を完成させました。
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平置きで見ると一見短くて持ちにくそうに見えるハンドルも、実際に持つと縦長になり、ひねりが加わることでボディに自然なプリーツが生まれ、立体感のあるバッグに姿を変えます。
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見た目以上に大容量な上、大きくガバッと開くので、中がよく見渡せて荷物の出し入れもしやすいバッグです。
使うほどにハンドルもボディもしっくり馴染み、柔らかく、持ちやすくなっていくので、きっと手放せないバッグの一つになってくれると思います。
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Phlnnèlさんとのコラボは、いつも自由に考える余白を持たせてお題を出していただけるので、自由な発想を膨らませながらデザイン出来ることが面白く、いつも楽しませていただいています。
今回のDROP BAGはPhlannèlさんの3種類のファブリックで作らせていただいていますが、ウールリネン・コットンベルベット・ツィードとどれもPhlannèlらしい拘りの素材で、それぞれに違った魅力が宿る特別なバッグに仕上がりました。
また次は、どんなコラボアイテムが完成するのかとても楽しみです。
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